『ロボットと美術』 機械×身体のビジュアルイメージ

w19今日の日本では、産業や医療の現場から漫画・アニメ等のフィクションに至るまで、社会のあらゆる場面でロボットが重要な役割を果たしています。なかでも人の形をした。「ヒューマノイド」は、美術をはじめとする諸芸術において身体の表現と結びつき、独自の展開をとげてきました。本展は、ロボットと美術とのかかわりの歴史を紹介し、その文化史的意義を問うものです。(イラスト:田中誠輝、寺岡賢司 /彩色:福谷直樹 ©R&A/CA)

「ロボット」という言葉は1920年、チェコの文学者カレル・チャペックの戯曲『R.U.R.』において、初めて登場しました。その後、新しい芸術運動や科学技術と結びついたロボットは、20世紀初頭の文化を華やかに彩るスター的存在となります。ロボットは同時代の日本にも到来し、1924年には築地小劇場が『R.U.R.』を翻訳上演、1928年に開催された大礼記念京都博覧会には「學天則」というロボットが出品されました。

戦後、ロボットは大衆文化において、なくてはならない存在となりました。ロボットをモチーフにした漫画やアニメは娯楽作品としてだけでなく、ヒューマニズムや、時に反体制的なテーマも扱う、深く重厚な物語にまで発展しました。そうしたロボットのイメージは、現代の様々な分野における研究者やクリエイターに大きな影響を与えています。

本展は、20世紀に生み出された「ロボット」をメインモチーフとしてとりあげることにより、科学技術と芸術、そして私たちの身体観の相互的な結びつきを明らかにしようとする試みです。

 

2010年7月10日(土)~8月29日(日)
9:00~18:00(入館は17:30まで)
会場:青森県立美術館(青森市安田字近野185)
入場料:一般1,000(800) 円、高大生 700(500)円、小中生以下無料
お問い合わせ:青森県立美術館(tel. 017-782-1919)
※( ) 内は前売および20名以上の団体料金
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料
※会期中無休

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