孤高の画家 長谷川潾二郎展

長谷川潾二郎 《猫》 1966年 宮城県美術館蔵
洲之内コレクションの中でも伝説的な逸話を持つ人気作品《猫》の作者として、テレビや雑誌に取り上げられるなど、近年ふたたび注目を集めている長谷川潾二郎(はせがわりんじろう)(1904-1988)。
父・清がジャーナリスト、兄・海太郎が「丹下左膳」作者・林不忘、弟の濬と四郎も作家という文学一家で知られ、当初は自身も探偵小説を手がけました。その作品は江戸川乱歩にも認められますが、潾二郎はやがて絵画に専念。平明な写実表現でありながら、静謐でどこか幻想的な美しさの漂う独自の画境を極め、愛好家や一部の識者から高い評価を受けました。しかし、《猫》の片髭のエピソードが物語るように、とにかく遅筆で寡作、その上、画壇からも距離を置き、孤高とも言える脱俗の制作態度を貫いたため、これまでその画業が明らかにされることはありませんでした。
本展覧会では、再評価の機運が高まる長谷川潾二郎の待望の回顧展として、初期から晩年にいたる代表作125点に、新たに発見されたデッサンや資料を加えて一堂に展示、謎に包まれてきた全貌に迫ります。
2010年10月23日(土)~12月23日(木・祝)
9:30~17:00(観覧券の発売は16:30まで)
会場:宮城県美術館(仙台市青葉区川内元支倉34-1)
入場料:一般1,200円(1,100円)、学生1,000円(900円)、小・中・高生500円(400円)
お問い合わせ:宮城県美術館(tel. 022-221-211)
※月曜日休館。( )内は20名以上の団体料金






